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赤神神社五社堂

▲改修後写真

赤神神社五社堂

秋田県男鹿市

年度………XXXX年

施工内容…

ナマハゲが一夜にして積んだという伝説の999段の石段をたどり 赤神、赤木、眼光鬼、首人鬼、押領鬼を祀る五社堂へ。
 
縁起

▲改修前写真

男鹿半島南端、半島最高峰の本山より南に下る支尾根上、標高108mに位置する赤神神社は貞観2年(860)、慈覚大師円仁の開山とされ、赤神山日積寺、別当を本山永禅院と号し、明徳2年(1391)に天台宗より真言宗に転じました。三の宮堂、客人権現堂、赤神権現堂、八王子堂、十禅師堂からなる五社堂は、建保4年(1216)に僧円転が比叡山の鎮守、山王上七社にならい造営し、のちに三社をまとめて五社としたものとされています。中世を通じて歴代領主の崇敬が厚かったものの、江戸時代後期より衰退し、明治3年(1870)に別当を廃寺して、現在では赤神神社として崇敬を集めています。平成2年、五社堂は国の重要文化財に指定されました。
 
施工概要
現在の建物は宝永6年(1709)の建立で栩葺、明和7年(1770)茅葺、幕末期にこけら葺、昭和期に土居葺下地の鉄板葺へ変更、27年には軒支柱の取替え、礎石をコンクリートで根巻きするなどの大規模な修理がなされてきました。今回の修理では五堂とも軒支柱を復旧整備し、向拝の切除された足元を復するとともに、階段最下段のコンクリートを木階に復し、側廻りの腰壁板も復しました。屋根鉄板葺については当初の栩葺に復し、棟・鬼板を整え、これに伴って正面破風・妻飾を旧規に復して形式を整えました。また、赤神権現堂は格天井を竿縁天井に、三の宮堂の天井廻縁を撤去。現地には車両搬入路がないため、参道途中の空き地から現地まで作業用モノレールを建設し、資材の上げ降ろしに使用しました。

▲竣工梁間断面図

▲竣工桁行断面図

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